星の瞳のシルエット の評価
星の瞳のシルエット についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
星の瞳のシルエット の感想
古風な少女漫画。昼ドラのようなストーリーが癖になる。
表現が古風な昭和の少女漫画おそらく平成の若者がこの作品を読んだら、なんてくさいセリフの古臭い少女漫画なんだろうと思ってしまうだろう。主人公香澄の酔いしれたポエムのようなモノローグが、気恥ずかしくて、実際こんなこと考えている中学生はいないと思う人も多いと察する。しかし、この作品はヒットしていた昭和60年代では、それが当たり前の少女漫画の在り方だった。ただ、それが理解できているはずの当時雑誌「りぼん」で連載を読んでいた私ですら、今読み返すと照れくさい表現ばかりで、自分はこんなこと考える中学生じゃなかったと感じる。夢見る少女という意味では、この作品の表現はぴったりなので、当時の女の子にはどこかこういうロマンチックな一面に憧れたり、そういう感傷にひたることもあったのだと思う。そういう意味ではとても懐かしさを感じる少女漫画である。時代や風俗にも、当時ならではを強く感じる作品当時池野恋氏の「ときめき...この感想を読む