子どもは大人に見守られて育つ。 - 瑠璃の島の感想

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瑠璃の島

4.504.50
映像
5.00
脚本
4.50
キャスト
4.00
音楽
4.50
演出
4.00
感想数
1
観た人
3

子どもは大人に見守られて育つ。

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.5
キャスト
4.0
音楽
4.5
演出
4.0

2005年日本テレビ系のドラマ。土曜9時~放送された。

主題歌はコブクロによる描きおろし作品「ここにしか咲かない花」

親に捨てられ、施設で暮らす瑠璃(成海璃子)は過疎化で子どもを求めていた沖縄の離島に移住する。里親の仲間(緒方拳)をはじめ島の住民に反発しながらも少しずつ心を開き、絆を深めていく物語。

実話がもとになっている、感動ドラマだ。

注目すべきは、成海璃子の天才的な演技だろう。人間不信に陥った少女を見事に演じきっているのだ。それでいて少女の純粋さ、繊細さも素晴らしい表現力で魅せる。島の住民たちに心を開いていく様子は、感動をさそい、涙なしには見られない。特に、高原(竹野内豊)との友情がいい。突っ張ている瑠璃が、子どもらしい表情を見せる瞬間がとても印象に残る。

悲しみを乗り越え、また悲しみに襲われ…そんな瑠璃を見守る大人たちがいい。子どもは、親以外の大人にも愛情をもって見守られることで成長するのだ、ということを教えられる。

また、故・緒方拳の暖かいまなざしは、見ていてとても安心感がある。柔和な目、すべてを包み込むような笑顔…役者としてはもちろん人間としてとても魅力的だ。このドラマの大黒柱的存在といえる。


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