笑えるだけじゃなく勉強になります - おたんこナースの感想

主人公のナースは最初はドジでこんなナースに世話されたらいや！と思いつつ読んでましたが、だんだんと成長するさまをみて親近感がわきました。

感情のない淡々と作業をこなすナースより喜怒哀楽の激しい主人公のほうが入院してたら楽しいかもしれないですね。

失敗されたら命にかかわるから怖いところもありますが、退屈でどうかしそうってのはないかも。

この作者は動物のお医者さんを描いた漫画家さんで、この漫画のときも思いましたがとにかくきちんと取材をしていてリアルに再現されてる部分が多く、面白いだけじゃなく勉強になりました。

一般的なイメージだと白衣の天使で患者さんに笑顔でなんでもしてくれるって感じですけど、実際はそんなことはなくわがまま患者をどうするかというのもベテランナースの腕だったり、ガン告知をどのようにするのかなんてのもありましたしね。

ナース側の大変さも出てますが、入院する側の悩みやトラブルなどもありそうな話であっという間に読んでしまいます。

長期的に入院してたり大部屋だったりするといろんな問題もありますし、解決するのはナースになるんでしょうね。

ネタなら病院だからいくらでもありそうですけど、終わってしまったときはさみしかったですね。

また描いてくれたらすぐ読みたいです。

それにしても主人公だけじゃなくて強烈キャラの他ナース、医者、患者と勢ぞろいですごい病院だとは思いますが。

命を預かってる場なのにこんなに笑えるなんてね。

たまに悲しくなる時もあるけど、それはしょうがない人が亡くなる場所でもあるし・・・だけど最後はなんだかしんみり心温まる終わり方でした。これも主人公のキャラゆえでしょうか。