パトレイバーの前哨戦になる究極超人あ~る
「機動警察パトレイバー」ファンなら、この作品は外せない作品である。
この作品で、注目されて「機動警察パトレイバー」へとつながっている。
ストーリーとしては、マッドサイエンティストの成原博士によって作られた
R・田中一郎が光画部の撮影会に乱入し、春風高校に入学して、
はちゃめちゃワールドを繰り広げるというものだが、一人一人の
登場人物が面白い。
特に、鳥坂先輩は、私がいろんな漫画を読んだ中で一番キャラの濃い人物と
思う。
「まーかせて!」と言いながらR・田中一郎を袈裟固めにしたり、
自分自身の卒業がかかっているのに、修学旅行にバイクで京都まで行き、
日帰りで東京に帰って仕事をするという荒業。
しかも、メガネがないと、技の加減ができずないという設定。
私の中では、一番キャラが濃い人物だと思う。
このキャラ設定は後の「機動警察パトレイバー」の後藤警部補の昼行燈的行動
というか、何事に関しても、いい加減にやってるように見えるということに、
つながっているように感じる。
他にも、春風高校の校長先生。
本当に出番は少ないけれど、実はちゃっかり存在感のあるキャラで、
始業式や終業式で落語をするという設定も面白い。
他にも、癖のある人間が大量に出ているが、主人公である
R君の存在は消えずに、しっかりと話の内容を壊さずに、
続々と話が続いていくというのが、愉快痛快な作品であった。
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