この時代ならではのいいセンス - スペースバンパイアの感想

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この時代ならではのいいセンス

4.04.0
映像
4.5
脚本
3.0
キャスト
4.0
音楽
5.0
演出
3.0

1985年イギリス製作の映画。76年周期で地球にやってくるハレーすい星に謎の物体が・・・。という時代にマッチしているのかしていないのかわからない作品ではあるが、昔からハレーすい星は不幸や災害の象徴のように扱われていた存在であったのには、こういう理由があったのか・・。いや、すごく派手な災害すぎだけど。

とにかくこの作品を語る時に絶対話題になるのは、女性バンパイアのマチルダ・メイの素っ裸の美しさである。

マチルダ・メイはバレリーナを目指していたらしくとても姿勢がきれいで、容姿も美しい。

その反対に出てくる男性俳優達がなぜか全員くたびれた感じにみえてしまう。とくに英国特殊部隊SASのケインなどは軍人にはみえないぐらいの貫禄のなさ。

ハレーすい星に唯一接近したった一人生き残ったカールセンは、女性バンパイアを捕まえるハンター(というほど、かっこいいものではないが)、宇宙センターから逃げた彼女を追いかけるにはカールセンが体を乗っ取っていった女性にキスをすると、彼女の考えがわかる・・・なんか役得。

なかでも禿げたおじさんにキスしようとして、おじさんがうっとりした顔をしたときは一番の悪夢っぽかった。

ロンドンの街や地下鉄がゾンビ化した人々でパニックになってるいるのは圧倒的だし、いまいち運転、射撃がうまくないケインも気にならなくなるほど。

バンパイアの殺し方も結構地味。心臓のちょっとしたを杭を打ち込む。と、大きなコウモリ姿になって消える。

カールセンと女性バンパイアが一緒に杭に刺さったまま、宇宙船に戻っていきハレーすい星と共に去っていく。

76年後には今度はカールセンも一緒に地球に戻ってくるのかなぁって一抹の不安とともに終わる。

この映画の音楽は本当にすばらしい。いまだにこの音楽を聞くと映画が観たくなる。これが映画音楽だ!て感じだ。

しかし宇宙センターの建物のドアは一体どんだけあるねん!ってほどで突っ込んでしまう。

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