モンスター娘と方言
この作品の主役は人魚。イエティや怪鳥、カッパといった空想上の生き物をモデルにしたキャラクターもいる。リヴァイアサンやクラーケンなんかも登場し、いろいろカオス。モンスター娘は一部流行っているが、この作品もその部類の漫画かも。この作品に最初出会った時、僕は真っ先に漫画、瀬戸の花嫁を連想した。(偶然か、どちらもアニメ化された際の男主人公の声優が一緒)
どちらもギャグ。でもムロミさんは一方的にたっくんに惚れているところがあるし、人の姿になることはいっさいない。ムロミさんは紀元前から生きてるし、卵産むし、人魚という設定を全面にだしたギャグキャラになっている。人間との恋愛模様もあるが、すべてが報われない。女の子のやさぐれ感や自虐的なところも面白い。定期的に卵を産んでは、主人公に精子かけてとおねだりするシーンは衝撃的、かつあらたな性癖にめざめるかと思った(笑)いろいろと童貞心をくすぐられる。
方言を喋る女子というのも、親しみが生まれるし、かわいさがプラスされて良い要素。
アニメ化した時に、その魅力がはっきりわかった。
また本作は、人魚たちの日常、海の世界をメインに描いており、海や魚に関する豆知識も多く、興味深い。馴染みのない、マニアックな魚たちの存在を知るきっかけにもなる。
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