こんな介護もあるんです
介護職の経験があります。たまたま映画の予告を見て「外国にも介護があるんだな。」と気になり、観賞しました。
オープニングの音楽が「セプテンバー」という曲でした。
たまたま大好きな曲がかかりテンションが上がってしまいました。
お金持ちで体が不自由のフィリップ。スラム街出身のドリス。介護の経験も資格もない彼なのに、フィリップの介護をすることになり観ている私も「大丈夫なの?」と心配になりました。
介助の基礎もなってないので、介助方法も思うがまま。清拭だったか、直接フィリップの体にお湯をかけているシーンにはすごく笑ってしまいました。
食事介助も、食べ物が顔に当たったり…そこも笑えました。
ドリスがフィリップの車イスを全力疾走するシーンも「絶対にこんなことしない」と思いつつも気持ち良さそうな二人が微笑ましく思いました。
私が介護の仕事を始めた時、施設の方から「介助ができるにこしたことはないが、一番大事なのは気持ちです。その気持ちがあれば大丈夫。だから心配することはないです」と言われたことがあります。
スクーリーング・現場研修に行き資格を取っただけで、実施なんかやったこともなかった私は、その言葉にどんなに救われたことか。
この映画を観たあと、その言葉を思い出し「まさにこれだ。あの時の言葉にピッタリだ。」と感動しながら帰宅しました。
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