日本人はやはり和がスキ
歴女を生み出したのはこの作品なのではないか、と思わせる新しいタイプの戦隊アニメだと思う。とはいえかなり色んな分野物語がミックスされていて、どの部分を注目したらいいのかは迷うところ。あらすじは一般的なもので、妖邪帝王・阿羅醐を倒すために5人の勇士が鎧擬亜を装着して戦うという単純明快。見どころは5人の美少年たち。いや敵方の4人の魔将たちも美形なので、子供たちよりも腐女子がこぞって見ていた。里見八犬伝の珠と同じく仁義礼智信忠悌孝忍の戦士としてキャラつけし、また祖先には戦国武将、真田、毛利、伊達、羽柴、義経(ジンギスハン)としたことが大いに萌え処だろう。戦いの場所や出身地が日本各地で、なじみやすいのと聖地が多くて巡礼する楽しみが多いのもこのアニメのいいところ。ザ・日本という桜や鎧や刀がいっぱいで和テイストが見直されてよかったと思う。戦いの合間の少年たちのエピソードなどは本編では少ないが、OVAなどで色々楽しめる。鎧の色や、自然の五元素、火、水、光、空、土の力でキャラの性格やカップリングも生み出されるほど。子供たちが普通にみていて楽しめたかどうかは微妙。本編の画像もいい出来とはいえない。粗さが目立つ。同人誌のカラーイラストなどのほうがよほど綺麗で鎧なども精巧に描かれている。声優によるライブもこのあたりから流行り始めたと思う。歴女腐女子によりこのアニメは当たったといえる。
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