大好きな最遊記の原点
三蔵法師の章
1話は三蔵法師の章ですね、Burialは幻想魔伝最遊記の頃のアニメから10年ほどあとに作られたアニメなのですごく絵柄も綺麗で見ていて安定感があります。声優は幻想魔伝最遊記のころから変わっていなく大好きな声のまま進んでいってくれるので、安定感はバッチリでしたね。
川流れの江流時代、光明三蔵を亡くしてから初めて人を殺してしまった時叫ぶシーンから三蔵の辛さが痛いほど伝わりますね、この中から悟空、悟浄、八戒に出会うことでその精神状態からずいぶん強くなったんだなと、本編を見たあとから見ると泣けます、本当になけます。
それから光明と鳥哭とのやり取りも凄くいいですね、月や闇を背景にしてるので絵も綺麗で見ていて考えさせられました。鳥哭三蔵法師になった瞬間血にまみれながら泣いていたところを見ると、なんでもできてきてしまったが故に鳥哭は鳥哭なりの辛さがあるんでしょうね、だからこそ蘇生実験なんて馬鹿なことをおっぱじめようという頭になってしまったのでしょうかね。人が果たしたことのない事をやれるからこそ凄いというわけではないですが、鳥哭はやれなかった事がないので暇つぶし程度なんですよね~。最遊記は鳥哭が生み出した一つの狂気な気がします。
孫悟空の章
メモ:この章の悟空は本当に可愛い、可愛いの一言に付きますね。外伝のときの記憶なんてあるはずのない、知っているのは悟空という名前だけ。そんな中で500年も幽閉されている。そんな状況から救われたのは確実に三蔵のお陰ですね。その2人は外伝まで遡って最後の死別のシーンから繋がりがあると思うと涙がボロボロ出ちゃいますね。三蔵に置いてかれてしまったと思い寺院内を歩き回ったところを捉えられそうになったシーン。そこに間に合う三蔵。もう既にそこで涙です。きっと2人にはテレパシーがあるんですね、あんなに都合よく人間生きていけませんもの。そして、三蔵も震えていましたが、大丈夫だと思ったから銃を下げたのだと思います。そして悟空も確実に斉天大聖の姿なら負けるはずがないと本能なら語ってるはずなのに、攻撃を止めたのは本能より三蔵が大事な存在であることが上回ったわけですよね。泣くしかありませんよここは〜(><)外伝から500年2人の原点がここに来てるんだということを理解するためには欠かせないピースですよね。最後のあの中にいた時間より三蔵と一緒にいる時間の方がいっぱいだって言葉は悟空から視聴者に対して俺は今幸せだよって言ってる気がして、外伝であんなに辛い思いをして全てを失って、でも生きてて良かったねって思えましたね。
悟浄&八戒の章
1番好きな章ですね。花喃を失って全て消えてもいいと思っていた八戒と親から愛されず自分なんてどうでもいいどうなったっていいと人生を投げ出しつつ適当に生きていた悟浄。この2人が出会う事で2人の生き方はがらっと変わりましたね。変わったどころか、4人でたびしてるんですもの。人生のパートナーに出会ったも同然の章です。赤は血の色だけじゃないって気づいて髪を切った悟浄さらに男前度上がっていましたね、絵柄が綺麗だからどの2人も常にかっこよくて目の保養できて、涙も出て、見ているこちらにとっては永久保存版ですよ!!!
器用貧乏組である2人は友達、親友、そんな軽い言葉で表せられませんね、八戒に関しては命を助けてもらってますからね笑
2人も外伝からの繋がりですが、外伝の2人は現代の2人より立場も上で強かったですからね。そう考えると現代の2人は過去が悲惨すぎる。本当に悲惨。
独角兕に罪を背負わせたまま、最後まで親の愛を受けられないまま生きていかきゃいけない、そしてどんなに辛くても目に入る赤い目と赤い髪。
孤児で育った八戒は、たった1人の双子の姉を街の犠牲に殺されたも同然ですね、そして自分は1000人もの妖怪の殺戮をおかし妖怪化してしまう。悟浄の家の近くで死んでいいんだと思ってたからこそ
地獄って案外質素なところだなぁって言いますね、死を覚悟していなかったらそんな言葉は出ないと思います。本当に花喃は大事な存在だったか伺えます。
そこから二人の生活が始まってすれ違う2人ですが、傘を八戒が届くに行くシーンはかっこいいどころの騒ぎじゃないですね。もうこの時点で八戒はまた大切な人を作って生きる希望を持ってますよね、悟浄の髪は懺悔の色と口では言ってますが、悟浄を希望の赤と思っていたのではないのかなと思います。もちろん、花喃と悟浄の大切さは比べるものではないし立場が違いすぎますね。でも、悟浄はやはり八戒の生きる希望、力になっていると思います、そして私はそれを信じたいです。悟浄は悟浄で、自分はいらない存在ただそこに存在してしまってるだけと自分に諦めがついてしまっていますが、八戒を助け、赤が同じ色に見える人がいて、自分を頼ざるを得ない人がいて。八戒に出会うことで自分を諦める必要がどんどん無くなって言ったのではないかなと思いますね。
二人の出会いは二人が新しく生きていくために必要な大事なピースであったと思うしそうであると信じます。
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