はだしのゲンを観て思ったこと - はだしのゲンの感想

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はだしのゲン

4.674.67
映像
4.50
ストーリー
5.00
キャラクター
4.00
声優
3.67
音楽
3.67
感想数
3
観た人
3

はだしのゲンを観て思ったこと

5.05.0
映像
3.5
ストーリー
5.0
キャラクター
4.0
声優
2.0
音楽
3.0

この作品にはじめて出会ったのは小学生の頃でした。

学校の教室にはだしのゲンの単行本があり、手に取ったのが始まりでした。

当時は、漫画チックな絵柄に、あまりに不釣り合いなグロテスクな描写から受け付けず、ある意味トラウマになった作品でもあります。

大人になってから、広島旅行に行き初めて原爆ドームを見たとき、過去に起きたこの痛ましい惨劇から目を背けてはならないんだ。と強く思い原爆に興味を持ちました。

アニメのゲンをみて感じたことは、さっきまで一緒にいたお姉さんが原爆が投下されたあの一瞬で変わり果てた姿になり、あんな至近距離でいたのに、物陰にいたゲンと生死が分かれました。

原爆の恐ろしさ、残虐さ、そして戦争の悲しさに心が締め付けられました。原爆によってたくさんの人々が命を奪われたこと、平和に暮らしている現代でも決して忘れてはいけないですね。

当時の日本は天皇陛下の意に背く者はすべて非国民として虐げられる、日本の国がいかに異常か、それを教えてくれる作品でもありました。

平和な現在の日本は命の危機にさらされることは、殆どなくなりましたが、貧富の差、社会の格差、今も昔も、どこか共通するものがあるのではないでしょうか。

視点を変えて観れば、今、普通に生活できることがこんなに幸せなんだよと、教えてくれます。これからの時代の子供達にも是非、見てほしいです。
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他のレビュアーの感想・評価

原爆とは何たるか、ということを痛切に訴えかける作品

現職米大統領の広島訪問を契機に2016年5月、アメリカのオバマ大統領が現職のアメリカ大統領としては初めて広島を訪れた。被爆者の長年の願いが一つ叶った。本作の原作者、故・中沢啓治氏も喜んでいることであろう。しかし、これは核廃絶へ向けての第一歩に過ぎない。これを契機にして、本作を見ていない人に見てもらう契機にしたいものである。広島の地に来なくても、原爆とは何たるかを痛切に訴えかけてくれる。それが本作品である。原作漫画は閉架措置にされた時期も痛切に訴えるからこそ、表現が非常に過激であり、それが原因で原作漫画が閉架措置をとられてしまったこともある。ある時は表現が過激だという理由で、またある時は差別表現があるという理由で、閉架措置になった。しかし、いずれも閉架措置は取り消しになっている。それは、表現の問題はともかくとして、本作品がすべての人に見てもらいたい作品には違いないことを示すものであろう。...この感想を読む

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  • 158view
  • 2106文字
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歴史に残る名アニメ...そして原作ですよ

原作の途中までしか、アニメ化されなかったのが残念です。はだしのゲンは二部作で続編もあります。歴史を学ぶ上で、これを作ってくれたことは後々に残せる教科書だと思います。アニメのクオリティーとしても非常に高いことが、輪をかけて良いと思います。原作が良いことで、原作通りに再現したこのアニメの意義も高いでしょう。広島の原爆投下である8月6日に毎年、テレビ放送してほしいくらいの名作だと思います。笑える部分もありますが、そこから徐々に引き込まれていきます。反対意見もあり、原作コミックは一時、図書館から消えるなんてこともありましたが...どんなにエグい内容であっても!子どもの世代に、こんな歴史があったんだって...記録を残し、託していくことは必要なことじゃないか、と思うんです。今のアニメの作画レベルと比較すると、古臭い感は否めないでしょう。でも、この作品って...後世に残していかないといけない貴重な記録じゃないで...この感想を読む

5.05.0
  • つくもつくも
  • 86view
  • 583文字

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