誘拐犯の気持ち
このお話を初めて読んだときは、まだ私自身幼いときでした。その頃読んだときには、ただ単にこのお話の主人公になってみたいという気持ちでした。
しかし、最近になりもう一度読んでみたときに、悲しいお話だと思いました。
お城に生まれた幼いラプンツェルが誘拐されてしまい、魔女の家で監禁されてしまいます。一度も外へ出たことのないラプンツェルは外へ出る事を夢見ています。
毎年ラプンツェルの誕生日に上げられる光にラプンツェルは気づきラプンツェルは外へ出る決心をします。外へ出たラプンツェルは沢山の危険に晒されてしまいます。ラプンツェルを助けてくれたのは、お城からティアラを盗んで逃げている人でした。ラプンツェルはそれに気づかず、お互い恋に落ちて行きます。
最終的に、ラプンツェルは誘拐されていた事も好きになった相手がティアラを盗んだ人だとわかってしまいます。
そしてラプンツェルは誘拐された人から逃げ、お城に戻りティアラを盗んだ犯人と幸せに暮らすという話です。
私は、いくら誘拐されたからと言っても、何十年も育ててくれた育て親に対して、いきなり見捨てるのがひどいと思ってしまいました。
ラプンツェルは幸せになりたくて、選んだ道だと思うけれど、お礼くらい言った方がいいと思いました。
いきなり切り捨てられる生活はきっとないと思いました。誘拐犯はどんな形であれ、最後までラプンツェルを愛していたとかんじました。
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