これぞボクシング漫画!熱い!
この作品を初めて見たときはとにかく熱いと感じたことだ。この作品の主人公の木村が現役引退を考えながら背水の陣で挑むタイトルマッチ。しかもその相手が世界も狙える逸材となればほとんど勝機がないんじゃないかと不安になる!
序盤から打たれ続ける主人公を見ているともう駄目なんじゃないかと何度も思いあきらめそうになる。見ているこっちがあきらめそうになるんだから試合をしている本人からしたらもっと絶望的なんだろうと感じた。
そして試合は進み主人公の両親さえも一方的な試合に目御背けてしまう。この場面でもうだめかと本当に思う。しかしそこであがる歓声からの主人公の反撃が見ているものの心をつかむ。事実この作品のファンだが完全に負ける試合に感動をつけて終わらせるだけなのではと思っていたが主人公が自分の選手生命をかけて繰り出す拳の重さには正直驚きました。
世界クラスのチャンピオン相手に互角以上の戦いをみせダウンを奪う展開、そこで流れるBGMのすべてが手に汗を握らせます。主人公を最強の挑戦者と認めたチャンピオンと主人公の壮絶な打ち合いの結末は感動的でありこの作品の少年漫画らしい魅力が存分に詰まった出来となっていたように感じました。
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