大好きな作品です。
OVAも映画も見ました。
何度も見返しています。それほどに好きな作品です。
この作品の一番の魅力は現実に起こりうるかもしれないというリアル感だと思います。
私が一番リアルだなぁ、と思ったのは、序盤ででてくるテレビ。
国内の食料自給率が8割を超えたというニュースで、それは人ではなく機械がやっているからというもの。
そのあとにチャンネルを変えたら「機会が作ったトマトを食べますか?こんな時代にこそ、ぬくもりを」というようなCMが流れます。そこで一気に引き込まれました。
いかにも、この国の未来にありそうだなぁ。あの会社あたりが作りそうなCMだなぁ、と。
第三者で見てると、リクオのサミーの自分の命令以外のことをしている、ということに怒りを覚えるシーンなど、なんで!?と思いがちでしたが、リクオの気持ちになれば確かに感情を持つはずのない、今までただ命令を聞いてるだけだったアンドロイド(家電)が知らないところで人とコミュニケーションをとっていたら、と考えるとあの嫉妬とも独占欲ともなんとも言えないようなリクオの気持ちがわかるような気がします。
そしてマサカズの悲しい気持ちも、、、。
個人的にはアキコ、チエちゃんがとても好きで、あのおしゃべりのアキコがハウスロイドだと知ったときは衝撃でした。
マスターに雑な扱いをされてるのをみて、その生徒に怒りを覚えましたが、よくよく考えると「そうか、ただの家電と思えばそうなって当たり前なのかも?」
私も電子レンジや冷蔵庫に丁寧な対応や扱いはしないよな…
そんな風に考えてました。でもきっと、アンドロイドとして機能して使ってもらってるうちはアキコは幸せなのかなぁ?
後半に出てきた捨てられたアンドロイドは、可哀想で涙が出てきましたし…。
チエちゃんのおじいちゃんも、おじいちゃんがアンドロイドっていうのがびっくり。そして少し悲しく、でもそれもありかも、、という気持ちにも…。
いま某携帯ショップで出てるアンドロイドのこともありとてもリアルな感情で見れますね。早く続編みたいです。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)