今の時代にも見てほしい、教師ドラマ
岸谷五郎主演のいわゆる教師ドラマです。生徒役で、今や人気俳優となった伊藤敦司さんも出演されています。
北海道の田舎にある小さな学校で教鞭をとっていた主人公「ガー助先生」が一転東京の大都会の小学校へ赴任することから物語は始まります。一見型破りなガー助が、生徒や他の教師の反感を買いながらも様々な問題を解決していく様が、とてもドラマチックに描かれています。昔の教え子がいじめに苦しんで自殺するという悲しい過去を持つガー助が、「二度と生徒を死なせない」という気持ちで、新たな学校で起きたいじめ問題にも身体をはってぶつかっていくエピソードは涙なしには見られません!
だいぶ昔のドラマなのですが、子供を取り巻く問題というのは昔も今も変わらないなぁと思うドラマです。たとえば、あるエピソードでは私立中学校受験のために大好きや野球を続けなくなった少年が出てきます。また、歌うことが大好きで将来を夢見ているのに、人前でうまく歌えずに夢をあきらめようとする少女もいます。そして、当時では画期的な通信機器だったポケベルを「友達の証」として大切にする少年も・・・スマホで繋がっている現代の子供たちを思い起こさせるお話です。「実際にはこんな先生いないよ」と思いつつも、不思議とリアリティを感じさせるのが、子供たちの設定にあるのではないでしょうか。
そして、このドラマのすばらしさは音楽にもあります!北海道ゆかりの歌手、松山千春さんの主題歌と挿入歌が、いつも抜群のタイミングで流れ、さらに感動させられるのです。
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