クレストマンシーシリーズ1作目でありクレストマンシーの世界観がわかる作品 - 魔女と暮らせばの感想

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魔女と暮らせば

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クレストマンシーシリーズ1作目でありクレストマンシーの世界観がわかる作品

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文章力
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ストーリー
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キャラクター
4.5
設定
3.5
演出
4.0

クレストマンシーシリーズ第一作 9つの命を持って生まれとてつもない魔力を持った大魔法使いクレストマンシーシリーズの1作目です。

主人公はキャットという少年、両親を亡くし身内は姉のグウェンドリンだけ。おどおどとグウェンドリンの後をついていく少年です。対するグウェンドリンは才能あふれる魔女、見た目もまさに美少女で非の打ちどころがない、勝気な性格ですがそこも魅力的。

そんな二人がクレストマンシーの住むクレストマンシー城にひきとられて物語が動き始めます。クレストマンシーが自分のことを注目しないことに腹をたてたグウェンドリンはいたずらを繰り返します。キャットはハラハラしつつもそれを観ているだけ。 認めてもらえない、という初めての経験に憤ったグウェンドリン、そしてどんどん重ねひっこみがつかなくなるいたずら、グウェンドリンにもクレストマンシーにもおびえているが内心ほんの少しだけいたずらが楽しみな少年キャットの心情がよく描かれています。


最終的にグウェンドリンの思惑、世界の仕組み、クレストマンシーとは、キャットたちはなぜクレストマンシー城にひきとられたのか?ということがスピーディに明らかになっていきます。前半部分は正直グウェンドリンのいたずらの描写が多く飽きてしまうかもしれませんが後半は本当に一気に物語に引き込まれます。 このスピード感がクレストマンシーシリーズの中で1番好きな理由かもしれません。

少し変わっていて、とても魅力的なクレストマンシーがキャットの目線で描かれていて最初は読者もクレストマンシーはよくわからない怖い人、という印象しかないと思いますが次第に人となりがわかってくるように描かれています。

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