赤毛の姫・ナカバ
対立している国、ベルクートとセナン。 両国の和平条約を結ぶために定期的に結ばれる各国王族による婚姻。 正反対な環境の国でありながらも黒髪を王族、その他の髪を平民、耳や尻尾を持つものを亜人として蔑まれていました。 そんな国同士の婚約に訪れたセナンの姫ナカバとベルクートの第二王子シーザ。 婚約の儀を国民の前で行っていたのですが、なんとナカバは王族でありながら黒髪を持たない赤毛の姫だったのです。 髪の色で身分の決まる国でありながら異質の髪を持つナカバ。 そのためか従者も亜人1人と王族としてはあり得ない待遇でした。 母国でも婚約のため訪れた国でも邪険に扱われるナカバですがロキという支えの者と共に強く生きます。 ですが、血を見たりすると突如倒れ何かの映像が思い浮かぶ…その能力こそが刻のアルカナと呼ばれるものでした。 ナカバはロキと共にベルクートで生活をしながら刻のアルカナを持ち、さまざまな困難に立ち向かいます。 またシーザと夫婦としての生活もさまざまなことがありながら経験していきます。 そんな異質の姫と従者、2人と接しながら変わっていく生粋の黒髪を持つ王子シーザの物語です。
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