ビースト・クエスト 16 ゴルゴン犬ケイモンの評価
ビースト・クエスト 16 ゴルゴン犬ケイモンの感想
最終話にいく前に全シリーズを通してのこの物語の役割
自分の中の「常識」このシリーズではトムが「常識」として認識している事柄がくつがえされる場面がみられます。あたり一面に生えているジャスミンのような花が、おしべを針のように刺して攻撃をしてきて、ナヌークを救出するのに苦戦を強いられます。この巻だけでなく前巻の牛怪人トーゴーの時にも、これまで村に行けば誤解などがあったにしても必ず最後には助けになってくれた村の人が、ゴルゴニアの村では助けてくれるどころか自分たちを攻撃する側だったということもありました。トム自身が「常識」だと言っている場面はありませんが、トム自身の無防備な行動からそれが推察されるでしょう。では「常識」というのはどういうことでしょうか?「常識」とはその人が経験してきたり、まわりから見聞きしたりしたことの平均値だと思います。トムでいうと「花は攻撃しない」「村の人は味方になってくれる」といったことが経験上多かったのでしょう。そのためな...この感想を読む