理解が深まる小説レビューサイト
小説レビュー数 3,368件
評価分布をもっと見る
投稿する
電話などの通信機器にまつわる怪談は、現代的な怪談と言ってよいでしょう。直接人とは交流できなくても、電子機器の周波数と霊の波長は合いやすく、時として霊界との交信ツールになることもあるようです。この「ケイタイ電話レストラン」にはそんな霊たちをあつめたメニューが、多く用意してあります 人とのつながりをもとめた霊たちつながるはずのない電話が鳴ったりした場合、それは人との交流を求めてかけてきた、霊からの電話かもしれません。「おばけやしきのくろでんわ」や「さびしがりやのおばあさん」「最後のでんわ」の話は、そんな寂しがり屋の霊たちが引き起こした怪談と言ってもよいでしょう。「人は一人では生きていけない」と言われます。これは自分では意識していなくても、生きている以上誰かの助けを借りて生きているのであって、決して自分一人の力で生きているわけではないという意味です。これはあくまで「生きている人」に向けての言葉...この感想を読む
小説をもっと見る
抜群の表現力で綴られる、恩田陸至高のホラー連作短編集。『この家、あたししかいないのに、人がいっぱいい...
江戸時代を舞台にした怪奇物語「あやし」。じっとりとした恐ろしさ満載の中に切なさも。夜に読むと背筋がぞ...
悪夢を毎晩見るフルートの朽木奈緒美、結婚間近のヴァイオリンの真矢秋穂、その婚約者でピアノの玉木和夫、...
あくまでもフィクションとしての一考察この小説は、過去に本当にあった事件をモチーフにしているらしい。う...
決して人を殺めず、盗みの痕跡は一切残さず、ついでに、盗み先の悪事を暴いていく怪盗、通称「山猫」。それ...
ページの先頭へ
当サイトではJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして再度アクセスしてください。