GUNSLINGER GIRLの評価
GUNSLINGER GIRLの感想
GANSLINGER GIRLのテーマの変容―ジョゼ・ヘンリエッタ組が途中退場した理由
初期GANSLINGER GIRLの魅力GANSLINGER GIRLは非常にダーティな内容の漫画である。身体的に障害を負う子どもの体を半サイボーグ化し、担当官に絶対服従する「条件付け」という洗脳を施して政府の裏の仕事を請け負わせる。この設定だけみてもかなり非倫理的である。しかしこの漫画の危うさはそれだけではない。子供といっても登場するのはほとんどが女の子であり、彼女らが絶対服従する「担当官」とよばれる上司は青年から中年の男性である。「条件付け」は一般的な洗脳というより親愛や愛情を利用しているもので、少女たちは「条件付け」によって担当官を「愛している」と感じている。そして担当官に褒められるためにはどんな危険な任務にも躊躇せずに身を投じる。体が半分機械でできている彼女たちは怪我をしても、すぐに「修復」され、痛みも普通の人間より感じにくい。それがため、血まみれになりながら担当官のために戦闘する美少女たちの姿が何度も描...この感想を読む