聯合艦隊司令長官 山本五十六のあらすじ・作品解説
聯合艦隊司令長官山本五十六は、原作と監修を半藤一利、漫画を坂木原レムが担当した漫画作品である。2012年にコミック化され上下の2巻がある。また、同原作により2011年に映画化され、役所広司が山本五十六を演じた。 原作者の半藤一利は作家であり、主に近現代史や昭和史に焦点をおいた作品を多数発表し、日本のいちばん長い日・運命の8月15日や人物太平洋戦争など他が代表作である。漫画を担当した坂木原レムは、モンスターキネマトグラフやフルイドラッドで知られている。 時は1945年8月15日。新聞記者の真藤利一は、戦後焼け野原になった街を眺めながらある人物のことを思う。その人物は真珠湾攻撃を始めとする数々の武勲を上げた山本五十六である。 昭和14年の夏、日独伊の三国同盟をに対し海軍大臣の米内光政と次官の山本五十六、軍務局長の井上成美は強硬に反対していた。しかし陸軍の圧力、メディアの主戦論により世論は賛成に大きく傾いていくのだった。