この子にやさしくしてくれてありがとう
ルーファセルミィ・ラーデン
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暗殺者という存在タンガ・パラスト同盟にスケニアまで加わった三国からの同時攻撃に苦しめられるデルフィニア。緒戦の海戦には何とか勝利したものの、まだまだ予断を許さない状況の中、スケニアの裏で暗躍する伝説の暗殺者一族「ファロット一族」が不穏な動きを見せます。暗殺者と聞くと私なんかはビルの屋上でライフルを構え、標的を仕留めた後には速やかに撤退するような一撃必殺のヒットマンを連想しますがデルフィニア戦記の暗殺者は集団の中に溶け込み、その場にふさわしい人柄を演じ、決してばれないまま痕跡を残さず仕事をやり遂げます。その為には暗殺者個々人に程度の差こそあれ、出向先で不自然にならないようにするための常識や立ち居振る舞い、暗殺をするための薬の知識や戦闘技術、また、普通に仕事をしながらも暗殺のための準備をも進めなければなりませんから人並み外れた精神力と体力も必要でしょう。そこまで出来る人間ならば暗殺家業を続...この感想を読む
ルーファセルミィ・ラーデン
異世界にまいこんだ超怪力で不思議な感性を持つ少女(もとの世界では少年)が次々とこの世界での問題を解決していくが、もとの世界に帰る方法がないままである。もとの世界でいちばんの親友だったルウ(ルーファセルミィ・ラーデン)がこの世界へやってきて、やっと主人公に会えるが、主人公の周りの人達の接し方を見て、試練の多かったこの親友への周囲の反応をこういう言葉で表現し、感謝していた。