デルフィニア戦記 第IV部の評価
デルフィニア戦記 第IV部についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
デルフィニア戦記 第IV部の感想
伝説の終焉の感想
暗殺者という存在タンガ・パラスト同盟にスケニアまで加わった三国からの同時攻撃に苦しめられるデルフィニア。緒戦の海戦には何とか勝利したものの、まだまだ予断を許さない状況の中、スケニアの裏で暗躍する伝説の暗殺者一族「ファロット一族」が不穏な動きを見せます。暗殺者と聞くと私なんかはビルの屋上でライフルを構え、標的を仕留めた後には速やかに撤退するような一撃必殺のヒットマンを連想しますがデルフィニア戦記の暗殺者は集団の中に溶け込み、その場にふさわしい人柄を演じ、決してばれないまま痕跡を残さず仕事をやり遂げます。その為には暗殺者個々人に程度の差こそあれ、出向先で不自然にならないようにするための常識や立ち居振る舞い、暗殺をするための薬の知識や戦闘技術、また、普通に仕事をしながらも暗殺のための準備をも進めなければなりませんから人並み外れた精神力と体力も必要でしょう。そこまで出来る人間ならば暗殺家業を続...この感想を読む