あたりまえように生きて、あたりまえように死ぬのね ああ、それは――― なんて、孤独―――
両儀式
理解が深まる漫画レビューサイト
漫画レビュー数 3,136件
『空の境界theGardenofsinners』は、奈須きのこの伝奇小説『空の境界』を天空すふぃあが漫画化した作品で、星海社のWBサイト「最前線」で2010年9月から連載が開始された。本作は、原作者の奈須きのこ、原作のイラストを担当した武内崇も監修として参加している。また、原作小説は時系列がバラバラの七章で構成されているが、本作もそれに合わせて第一章から順番に漫画化する。2014年時点で、原作の一章から四章までが漫画化され、単行本は星海社COMICSから4巻まで刊行されている。 この作品の世界では、普通の人間とともに、魔力をもって奇跡や神秘を再現する魔術師と呼ばれる者たちや超能力者も暮らしている。そして主人公の両義式は、モノの死を見ることができ、その死に直接触れることもできる能力「直視の魔眼」を持つ少女である。この作品では、魔術師や超能力者との戦いを描きながら、苦悩する両義式の姿も描いている。
彼女は現世から浮つくように。あまりに濃密な世界観、一癖二癖では収まらない個性的なキャラクター達、面白いよりどうしようもなく趣深いストーリー、それらが合わさることで産まれた、独特異色な伝奇物語、空の境界。今回はこの物語の主人公、両儀式というキャラクターについて触れていきたい。まずこの物語は、限界までシンプルに語ってしまえば、何らかの事件が発生し、主人公がその事件の中核を為す人物と対決することで解決に導く、というモノだ。しかしながら、ここまで書いて、多くの人が思い描くようなヒロイックな主人公観は、決して両儀式に当てはまるようなものではない。彼女は物語の中で終始、自分の為、あるいは自身の感情に従ってしか動いていない。独善的とすらいえない、野生動物のように本能に従って動いていると言うべきだろうか。作中においては、動物に例えるならウサギであると言及されたが、他人を遠ざけるという彼女の一側面の本質...この感想を読む
原作はタイプムーンで「月姫」や「フェイトステイナイト」などのゲームや、「DDD」などの小説などでも知られる、シナリオライター奈須きのこ氏の「空の境界 俯瞰風景」です。全シリーズ7章+終章がハイクオリティーアニメーションで有名なユーフォーテーブルによって劇場アニメ化されました。そちらで知った方も多いのではないでしょうか。これはその作品のコミカライズになるのですが、よくある原作の方がいい、絵が下手すぎというのがコミカライズにはよくある話で嫌な思いをすることもあります。しかし、この作品に関してはそんな事はなく見れ、原作ファンでも納得でき、新たな空の境界の魅力が発見できるのではないでしょうか。
よみがな:りょうぎしき 生年月日:1980年2月17日 年齢(作品時):18歳 身長:160cm 体重:47kg 性別:女 性格:冷めた性格で、万事がどうでもいいように振る舞うアンニュイ少女。ぶっきらぼうな受け答えに終始する排他的な性格で、人間嫌いで自分も嫌い。 特技:料理 好きな食べ物:ハーゲンダッツのストロベリー 能...
よみがな:こくとう あざか 生年月日:12月21日 血液型:B型 身長:160㎝ 体重:45kg 性別:女 所属:礼園女学院 特徴:蒼崎橙子に弟子入りし、魔術師(正確には魔術使い)見習いでもある。『第六章』では主要人物として登場している。 兄・幹也を一人の男性として愛しており、妹と認識されないようにさまざまな工作をす...
よみがな:あさがみ ふじの 生年月日:5月20日 血液型:B型 身長:157㎝ 体重:48cm 性別:女 所属:礼園女学院 性格:温和で穏やかな性格 特徴:黒桐鮮花の友人。荒耶宗蓮が両儀式のために用意した3つの駒の一人。宗蓮曰く「死に接触して快楽する存在不適合者」。起源は「虚無」。 劇場版声優:能登麻美子
両儀式
終章で幹也との会話ででてきたセリフだったかと。