外天楼のあらすじ・作品解説
本作品は作者石黒正数が発表した短編の日本漫画作品で、2008年~2009年に渡り講談社「メフィスト」にて連載された。外天楼(げてんろう)という奇妙な建物にまつわる人々に宇宙刑事やロボットがいたり、はたまた殺人事件がおこったり、と様々起こる不思議な出来事を描き、それを建物の謎と共に主人公が解決していくという内容の不思議系SFミステリー作品となっている。 コミックスは2011年に講談社KCデラックス文芸第三出版から単行本化され、全内容が収録された全1巻構成となっている。また、この作品はアニメ化やノベル化等のメディアミックスは特にされていない。 本作の作者石黒正数はアニメ化された長編作品の「それでも町は廻っている」で良く知られているが、本作も含め1巻完結の短編作品を多く発表している。本作も冒頭一話毎にまとまっているがそれらの伏線が最後にはリンクするという1冊完結としての完成度の高い作品に仕上がっている。
外天楼の評価
外天楼の感想
おすすめ
「外天楼」は、「それでも町は廻っている」の石黒正数先生のミステリー漫画です。単巻完結なので、あんまり知らない方のほうが多いかもしれませんが面白かったのでレビューします!!日常のちょっとしたことがきっかけとなり、それが殺人事件に発展したりという短編ミステリーになっているんですが、伏線がかなり繋がっていて、関係のないつぎのお話を読んでいるときに「あれ・・これって〇話のこのこと・・・?」とピンときたり、とにかくお話がすごい!相当考え込んで、練りあげてこの作品を作ったんだろうなという感じです。石黒先生の漫画が好きな方ならまず間違いなく楽しめます。