絶望とは、疑いようもない破局を見る者だけにある言葉じゃ。
ガンダルフ
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指輪物語は、1954年から1955年にかけて刊行されたイギリス人作家J.R.R.トールキンによる長編小説で、「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の三部で構成されたファンタジー巨編である。多くの言語に翻訳され世界中で絶大な人気を誇る作品であり、日本では瀬田貞二による翻訳で1972年から1975年にかけて評論社から全6巻が出版された。 架空世界「中つ国(ミドル・アース)」を舞台に、冥王サウロンによって作られた世界を滅ぼす魔力を持つ「力の指輪」を巡り、ホビットや魔法使い、エルフ、ドワーフ、オーク、トロルなど様々な種族を巻き込んで繰り広げられる壮大なスケールの冒険ファンタジーである。 2001年から2003年かけてピーター・ジャクソン監督によって映画化された「ロード・オブ・ザ・リング」は、原作と同様に三部作としてシリーズで公開され、アカデミー賞をはじめとする数々の賞を受賞し世界中で記録的に大ヒットした。
言わずと知れた、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作翻訳版です。私はこの新版になる前のバージョンで読みました。もともとペーパーバックを買って読み始めたものの、あまりにも難しくていちいち辞書を引きながら読むと絶対に挫折すると思ったから翻訳版を購入したものです。この本を読む場合、序章は読む必要は無いと思います。いろいろな名前や歴史がたくさんでてきて、何も知識のないままに読んでも面白くない・指輪物語本編自体を楽しむのなら、特にこんな知識がなくてもいいかな、と思うからです。どうしても本に載っていることはみんな理解したい、という完璧主義者タイプの方ならいいと思いますが、そうでもないと大抵はここで挫折します。最近の小説によくあるようにどんどん読み進められるタイプの物語ではありません。じっくり本を読みたいという人におススメします。
ガンダルフ
ガンダルフが迷い苦しんでいる仲間たちにかけた励ましの言葉