白いキリンを追っての評価
白いキリンを追っての感想
神秘的な夜のアフリカが目に浮かぶ
主人公の少女マーティーンが突然南アフリカ・ケープタウンの鳥獣保護区に住むことになり、さびしい思いをしながらも、お婆さんと次第に家族になっていきます。マーティーンが引っ越してきたその日、サウボナ鳥獣保護区で、バッファローや黒いワシ、雄のゾウなどが現れます(ここから色々な動物が登場します)。マーティーンは、ここでの生活に慣れていく中で、学校へ通い、お婆さんの手伝いをし、沢山の野生動物に接し、動物たちの様子や夜のアフリカの夜の様子も次第に分かっていきます。そんな中、密猟者が保護区に侵入し事件が起こりますが、それは現在と同じ問題として取りあげているのでしょう。 マーティーンは、伝説の白いキリンに会いたいと強く思います。密猟者も白いキリンを追っているのでハラハラします。小学校中学年から大人まで読める作品です。