ビースト・クエスト 1 火龍フェルノの評価
ビースト・クエスト 1 火龍フェルノの感想
ロールプレイングゲームの小説版のはじまり
主人公のトムとエレナトムとエレナはどちらもおじさん夫婦に育てられています。しかしトムはおじさんたちにかわいがられているようですが、エレナはそうでもないようです。冒険に出るときトムは、急に自分がいなくなってしまったらおじさんたちが心配すると言っていますが、エレナのほうは自分がいなくなっても気が付かないだろうというようなことを言っていました。トムは、「疾風(はやて)のタラドン」の息子ということで、アデュロ王国の王様でもあるヒューゴ王や魔法使いたちに名前の知られた勇者の息子のようです。トム自身は幼い時に父親と離れてしまい記憶がないようですが、勇者の子どもらしく自分が住んでいる村であるエリネル村が火龍フェルノにおそわれたとき宮殿まで村の惨事を伝えに行きます。まるでロールプレイングゲームの物語を見ているような設定で、主要人物の二人も一人は愛されて育った子、一人はあまり愛されずに育った子と対照的で...この感想を読む