スイッチを押すときの評価
スイッチを押すときについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が5件掲載中です。
各項目の評価分布
スイッチを押すときの感想
設定は面白かったです。
若い人に人気という山田悠介さんの作品。とにかく表紙買いでした。山田さんの作品は設定は面白いのが多いです。青少年自殺抑制法?みたいなものが始まって、選ばれた5才の子ども達が本人には心臓の手術と偽られてチップみたいなものを埋め込まれ、10才になったら収容され実験が始まり、子どもたちはスイッチを渡される。そのスイッチを押すと、埋め込まれたチップが作動し死ぬ。収容所のなかで監視されながら子ども達は自分の意志で押すことが出来るという設定です。山田さんの本は主人公が結構死んだりするんですが、今回も主人公が死んで、やっぱり…と思いました。山田さんは普通の一人の人間が抗ったって結局は大きな力には叶うわけはない、と思ってるのかな?なんて考えました。読んでて感情はあまり分かりませんでした。ただ本の最後に舞台化がされたと書いてあったのでそれは観たいと思いました。