宵闇迫ればの評価
宵闇迫ればについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
宵闇迫ればの感想
生きろ!
あの戦いの後・・・一人生き残った織絵。母を失ったことと追われる辛さに酒に溺れる日々。一方、虫の息のくノ一からわが娘のことを聞かされた静山。闇に紛れることを得意とする忍びが織絵を捕らえる刺客に加わりまたしても厳しい戦いを強いられます。読んでいてハラハラドキドキ、織絵ちゃん逃げて!と思わず応援してしまいました。そして相変わらず純情、まっすぐに妻の織恵を想う彦馬。剣も弱いしお金もないけれど、素敵な男性です。彦馬の織絵へのこの温かい想いが、織絵を強くし支えています。たった一人、(実は静山も加勢していますが)組織と戦う織絵。どうか生き延びて、幸せになって欲しいです。