天地人のあらすじ・作品解説
「天地人」は火坂雅志による歴史小説である。この作品で、日本の歴史小説・時代小説を対象とした中山義秀文学賞を受賞した。2006年に日本放送協会より単行本化、後に文春文庫より文庫本化されている。 この小説は、上杉景勝の長老であった直江兼続の一生をつづった伝記作品である。御館の乱での活躍後家老となるも、豊臣秀吉の死後、徳川家康と対立し、やがて内政に力を発揮し、穏やかに死を迎えるまでを描いている。 2009年に48作目のNHK大河ドラマとして、小松枝里子の脚本により実写化された。直江兼続役に妻夫木聡・上杉景勝役に北村一輝らが出演した。他、長澤まさみや城田優など、若手人気俳優の起用や子役の活躍などにより、話題を呼び、平均視聴率は21.6%と、近年の大河ドラマの中でも人気の作品となった。