純情クレイジーフルーツのあらすじ・作品解説
純情クレイジーフルーツは、１９８２年から１９８８年に集英社ぶーけに掲載された松苗あけみ原作の日本の少女漫画である。コミックは前篇・後編２巻と続編９巻。後に江戸時代の大奥を舞台にした番外編と、主人公達のその後を描いた21世紀編２巻が刊行されている。 １９８８年第１２回講談社まんが賞少女部門を受賞した。 主人公吉原実子は一重まぶたで、担任の先生小田切先生に恋する丸の内学園に通う女子高生。わがままで可愛い松田みよ子・陸上部に所属する男っぽい沢渡杏子・漫画おたくで食べ物が好きな桃苗あけびとは、仲良し四人組である。容姿、性格共にバラバラだが、妙に気が合い４人でいつも行動を共にしている。この４人が繰り広げる８０年代のリアルな恋愛や友情を描いた学園コメディである。 この作品は、当時の同世代の女子高生から共感を得て作者の代表的な作品の一つとなった。３０代になった主人公達を取り上げる続編を刊行するなど、その後も人気を得ている。
