王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜のあらすじ・作品解説
王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜は、大河原遁（おおかわら とん）の漫画作品である。スーパージャンプにて2003年14号から連載を開始、2011年21・22合併号で終了、単行本として全32巻を刊行している。 今作品はイタリアのナポリで、仕立屋（サルト）を開く日本人の織部悠を主人公に、舞い込む数々の依頼を解決していく。 イタリアのナポリにあるサンタ・マリア・デッレ・アニメ教会、通称骸骨寺に人間の骸骨のホコリを落としのバイトをしている織部悠がいた。そこにフローラ・フォスカリが現れ、名仕立て屋のマリオ・サントリヨが認めたという話を持ち出し、仕事を依頼するのだった。しかし、織部は良い店はいくらでもある、だいたい日本人の若造に依頼されるのは面倒な仕事だと断り、突然骸骨を渡し、その人に合う服とは何かを問うのだが、答えられるはずもないフローラは戸惑ってしまう。織部は骸骨を観るだけで生前の顔や首の体格まで分かる技能を備えていた。 アルバイトが一段落し休憩する織部の前にフローラがあらわれ、軽めの骸骨には軽いビジネススーツが合うと言う。間違いを指摘した織部だったが、どんな依頼なのかとフローラにたずねる。
