天使に聞いてのあらすじ・作品解説
『天使に聞いて』は2010年10月15日に集英社より発売。マーガレットコミックスにて連載され、単行本が全4巻、文庫本版が全2巻となっている。著者は稚野鳥子。母親を亡くした幼い真奈、双子の妹を亡くした大学生の晶、夢をなくした晃一が主人公の物語である。大学生の晶は、幼い姪の真奈の母親代わりをしながら、晃一と3人で暮らしていたが、再婚話を進める晃一が真奈を連れて家を出でしまい、晶はひとりぼっちに。晶は元彼の葉二の優しさに惹かれて付き合い始めるが、晃一への想いを絶つことができずにいた。そんな時、晶は晃一が突然再婚を止めたことを聞いた。それぞれの秘めた想いが交錯する珠玉のラブストリーである。 稚野鳥子はOLを経て1988年に漫画家としてデビューし、『ぶ~け』『コーラス』『天国の花』『クローバー』など多くの代表作を持つ。1997年から連載の『クローバー』は、2014年11月に武井咲主演により実写映画化された。