"殺医"ドクター蘭丸のあらすじ・作品解説
”殺医”ドクター蘭丸は、井上紀良の漫画作品で、週刊ヤングジャンプ誌上にて1997年44号から連載を開始、2001年8号で終了、単行本として全14巻を刊行している。 今作品は、勧善懲悪型のストーリーで、表の顔は医師、裏の顔は悪をこの世から抹殺する黒乃屋蘭丸（くろのや らんまる）を描いている。 老人医療を担う医師の一人・黒乃屋は女好き酒好きでだらしなく、酒を片手に勤務することもあるが、患者を診断するときは人格が変わったかのように真面目に接する。そんな黒乃屋は裏の顔を持っており、医死会という闇の医師会に所属し、メスを手に持ち闇に紛れて悪人を抹殺（侵殺・しんさつ）するのである。抹殺対象は「闇の侵殺室」での競売で決められ、金額が高いものを引き受けるのがほとんどであるが、黒乃屋は信条や背景、条件次第で無料同然で依頼を受けることもある。 ある日、黒乃屋は老人ホームで働く美人で快活な女子高生・如月（きさらぎ）マリアと出会い一目惚れしてしまう。しかし、あるトラブルが原因でマリアが誘拐されてしまう。黒乃屋が夜の顔を見せる時が来た！！
