冷血の評価
冷血についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
冷血の感想
結果
タイトルから想像するに「冷血」な殺人鬼の物語かと思い、この本を手に取りました。この本は、作者の綿密な取材を基に生み出されたノンフィクション小説です。「責任」というキーワードが内容でよく連想されます。そして、ノンフィクションということを意識して読んでいくと、かなり重い作品です。正直、容疑者の2人には同情するところがあったけど、凄惨な殺人事件の犯人なので、ボクとすれば複雑な心境でした。「幼少時に愛されることは人格形成の上で重要」ってことも感じました。「結果で、その人のこれまでの人生が他人に決められてしまう」この作品を読んで、ボクはこう感じもしました。