そして生活はつづくの感想一覧
星野源による小説「そして生活はつづく」についての感想が4件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
最初の章から衝撃的
携帯料金を忘れても、部屋があれ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常をつまらない生活をおもしろがろう!生活のつまらない中に面白さをみつけようという星野源のアイディア。この本を読むきっかけは、彼自身のファンになったからです。読んでみると、まるで自分だ。似ていると共感できるのです。本当の話なの?えー!と思ったりしました。ですが本当の事でした。この世の日常生活がつまらない。何をやってもうまくいかないことが、沢山あります。私はこの、星野源さんに助けられました。彼は携帯料金の支払い書を「明日支払おう」と考え、彼は覚えておくため靴に入れたことをすっかり忘れてしまい、翌朝必死で散らかった部屋を探す。と言うシーンは、私と似ているのです。私もお恥ずかしながら、置いた場所をすぐ忘れてしまいます。実は私も片付けができない。と言うか...この感想を読む
星野源さん大好きすぎすぎる!
もともと星野源さんの大ファンで、音楽から受ける星野さんの繊細かつ、日常の生活に隣り合わせみたいなほっこりする歌詞やメロディーが大好きなので、このエッセイはそんな星野さんの日常をちょっと見られる素敵な作品でした。公共料金の話とか、昔口座振替にしてなかったときの自分とリンクして、“解るー!”と、妙に納得してしまったり、源さんのお母さんの独特の子育て法は、ちょっといつか真似したいかも☆なんて思ったり。 文面からも、星野さんのほんわかした世界感がいっぱい伝わってきて、読んでいて気づいたら笑顔になってしまうような作品でした♪ 何にも考えず、ゆっくり読書がしたい日にとってもお勧めです♪
ちょっと疲れたときに読むと
星野源さんの魅力にあふれた一冊です。 元々SAKEROCKが好きだったわたしは、源さんがソロとして活動し始めてから主に音楽活動を中心に注目してきました。源さんが演技をやったり文章を書いたりしていることを知ってはいたのですが、触れる機会がありませんでした。 先日、書店でこの文庫本が平積みになっているのを見て、気づけば手にとってレジまで持っていっていました。家に帰ってごろごろ寝っころがりつつ読み進めていたら、あっという間に最後まで読んでしまいました。この本は時間をかけてだらだら読もう!と決めていたのに……。 作品の中には、くすりときてしまうような記述が随所でみられます。源さんらしいというか、ちょっとおバカっぽいというか。そこが星野源さんの魅力です!! 星野源さんを知らない方にこそ、ぜひ読んでいただきたいですね。そして、音楽を聴いたことのない方はCDのほうもぜひぜひ!笑
くすり、と笑える。
今注目のアーティスト星野源さんの初エッセイ本です。源さんの歌や感覚が好きだったので、本も手に取ってみました。とても面白く、そして、改めて、源さんの作る歌をひとつひとつ聴き直したい!と思いました。中でも、お腹が弱い源さんのお話は、私自身も納得のいく内容でした。腹痛を起こしやすい人には、本を読みながら「うんうん、わかる」とうなづいてしまうことでしょう。それと、少し、ほっと心温まり、そして、くすり、と笑える源さんのお母さんのお話も、とても印象深いものでした。源さんの歌詞、サケロックでの曲のタイトルなどを思い出すと、エッセイ本に書かれている生活があるからこそ、生まれる作品なのかもしれません。