イノセントブルーの評価/評判

前世の見える人がいたらどうしますか？

とある事情からひっそりとした海辺のペンションを経営して２年の森川。ある日、砂浜で海で溺れたような様子の男を見つける。全身ずぶ濡れなのに、目を開けた途端の緊張感のないセリフ。そして一緒にいた犬に「お前も来たのか」という不思議な言葉。この不思議な男、才谷こそ前世が見える男なのです。この男、自分は前世で殺されたのだが、前世でつながりのある人を探しているという。なぜ才谷は、このペンションにたどりついたのか？ペンションのオーナー森川はもちろん、バイトの陽子、ペンションに泊まりにきたお客たち。みんな理由があって、ここに集められたかのようなメンバー。途中途中に挟まれる前世の記憶の話と現世の話。前世のあの人物は、現世では誰なのか？気になって夢中で読んでしまいました。