ひみつのアッコちゃんのあらすじ・作品解説
ひみつのアッコちゃんは、赤塚不二夫によって連載された少女漫画である。 本作は1962~65年、1968~69年にりぼんで、1981年には週刊ヤングマガジンにて(ただし、1号のみ)、そして1988~89年には、なかよしにて連載されるなど、多くの雑誌に掲載された。 ある日、ひょんな事からどんなものにでも変身出来るという魔法のコンパクトを手に入れた主人公・加賀美あつ子(アッコ)。彼女がその魔法のコンパクトを使って人助けをし、大活躍するというストーリーは、一つの新しいカテゴリーである「魔女モノ」を作ったとも言われた。 小学5年生の少女が繰り広げるこの物語は大ヒットし、1969年から1998年にかけて、実に3度に渡ってTVアニメ化された。 更にアニメ化だけでなく、TVドラマ化(1987年)、そして誕生50周年記念として実写映画化(2012年)されるなど、50年経ってもなお人々から愛され、色あせない魅力を持った国民的漫画となった。
ひみつのアッコちゃんの評価
ひみつのアッコちゃんの感想
テクマクマヤコン…
子どもの頃から大好きな漫画。母親のコンパクトを「テクマクマヤコン…テクマクマヤコン」と言いながら鏡を見て変身したいなぁとよく思っていたものだ。アッコちゃんみたいに変身したい。好きなものに変わってみたい!!でも、テクマクマヤコンってなんだろう??ずっと謎だったこの言葉を、大人になり「テクニカル・マジック・マイ・コンパクト」を略したものということを知る。子どもに夢や想像力を与えるこの漫画は本当に素晴らしい話だと思うが、と同時に、この話には世の女性にとっても意味のある漫画だと私は思っている。化粧して綺麗になることが全てではない。もちろん、女性として綺麗でいることはとても大切なことだけれど、一番人として磨いて欲しいところは鏡には映らない。それは内面だから。鏡に映った自分をみているといろいろ思うことはあるだろう。普段見えない自分の顔をじっくりみることは、自分と向き合うことでもある。自分の理想に近...この感想を読む