翠山ポリスギャングのあらすじ・作品解説
翠山ポリスギャングは、週間少年ジャンプ(集英社)にて連載していた甲斐谷忍の漫画作品である。作者の甲斐谷忍にとってはこの作品がデビュー作でもあり、唯一の少年誌での連載である。1994年8号~同年28号まで連載してコミックスは全2巻刊行している。 主人公である遠山銀之助は新人警官で、まだ新人研修を終えたばかりであった。そして初めての配属先が翠山署と告げられるのである。翠山署の管轄である翠山はとても物騒極まりない町であり、住んでいるほとんどの住人は犯罪者か前科もの達で溢れている犯罪都市である。また、警察署自体も腐りきっており裏金や新人いじめは当たり前であった。翠山署に配属されてほどなく、偶然にも自分にソックリな人物と遭遇する。奴の名前は遠山金之助、死神の辰と呼ばれているヤクザであった。実は幼き頃に生き別れになった兄弟で金之助は裏ルートで情報を集め、銀之助と共にさまざまな事件を解決していくのである。