頭取 野崎修平のあらすじ・作品解説
頭取野崎修平は、原作を周良貨、作画を能田茂が担当した漫画である。MANGAオールマンで1998年17号から2002年10号まで連載、その後、ビジネスジャンプに移籍し2002年11月号から連載、2003年19号で終了、単行本として全10巻が刊行されている。原作者の周良貨は前作「監査役野崎修平」の原作も手がけている他「この女に駆けろ」や「BK.ウーマン」、「ザ・ファウンドマネージャー」など社会経済を舞台にした作品で知られている。 今作品は、かつて監査役を務めた野崎修平と行員たちがあおぞら銀行再生に向けて奮闘する物語である。 かつて、監査役としてあおぞら銀行に務めていた野崎は、取締役らの重役、業務・財産に対し厳正な姿勢で取り組むことが知られていた。その後、産業再生機構で再建請負人として評価されていた野崎は、国有化されて2年のあおぞら銀行の頭取に任命されることになる。 あおぞら銀行の収益回復計画は思うように進まず、国内中位行に転落。リストラや成果主義で行内は疲弊。大手行であった当時を思い浮かべる行員もいる中、野崎は「真のお客様のための銀行」を目指し改革を進める。