ハラがコレな必要があったのか?
風が吹いたら、どーんといけばいいんだから「ハラがコレなんで」を見ての感想です。素直に面白い部分もありますし、つまらないと感じてしまう部分もありました。一本の作品の中で、面白さのムラがあるように感じてしまいました。具体的に言うと、まず光子のキャラクターは面白いんです。光子は幼少の頃に暮らした長屋の生活に大きな影響を受け、少し変わった人生観を持って生きています。安定する事を嫌い、風の赴くままに住居を転々とし、お金が無くても人情と粋な心意気だけは失わない。雨が降ったら濡れ、お腹が空いたら食べ、人生に行き詰まったら、いい風が吹くまで昼寝をして待つ。何があっても、「いい風が吹くまで昼寝しよう。風が吹いたら、どーんといけばいいんだから」と泰然としている。そんな光子の生き方には、観ていて元気づけられますし、好感が持てます。ウジウジ悩んでいないで、やるべき事をただやる。そんなシンプルな強さに溢れた主人...この感想を読む
3.03.0
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