純喫茶磯辺の評価
純喫茶磯辺の感想
THEミニシアター
THE・ミニシアター、というべき作品。実際ミニシアターで見たのだけど、あの雰囲気の中で見るからニヤリとできるのだと思う。家で見たら寝てしまうかもしれない。ゆるいというか、何の意味があるんだろうというシーンがあるかと思えば、きっちり固められた脇がいい味を出しているシーンもあり、緩急鋭い。一番見ものなのは、宮迫博之さんと仲里依紗さんの親子。かなり自然で、こんな親子いるいる、と共感できる。麻生久美子さんは清楚な雰囲気から一転、色んな方向へ弾けていて素直に驚く。時効警察のスタッフだってここまでできなかったのに、と。それでもそれが似合ってしまうところが魅力なのだと思う。
笑いの中にも色々考えさせられる作品
たまたまTSUTAYAで特集されてたのが気になってレンタルしてみました☆ 純喫茶磯辺 ってタイトルから、とってもシュールな映画なのかなぁ。という先入観がありましたが、ちょっと笑えて、そして皆がそれぞれ抱える悩みや、状況に、いろいろ考えさせられる作品で、期待以上にとても楽しく拝見する事が出来ました☆麻生久美子さんの普段のイメージとのギャップもとても見もの!コスプレしたり、そんなセリフ言っちゃうの!?って結構ぶっ飛んだ役柄で、良かった!そして、仲里依紗さん演じる咲子の、母親との会話や、父子関係がだんだん変化していく情景には、ほろっと涙が出ました。お互い、文句を言ったり喧嘩もしたりするけれど、家族っていいなぁとラストはとてもほっこりした気持ちになれました。
ダメ親父、喫茶店を開くも客にマスターだと思ってもらえない。素で。
宮迫博之と仲里依紗が親子。その配役を聞いただけでも、なんだか仲良くなさそうな予感がしましたが、概ね合っていました。この父親が、ほんと残念な、娘もそりゃ反発しちゃうよね、な父親。臨時収入を、懐かしの形態の喫茶店の開店のために使うことにした父親。娘は店の出来上がりに、流行りのカフェとは程遠いダサさを見てげんなり。娘がイマイチ尊敬できない父親は、店員選びにも持ち前の残念さを如何無く発揮!麻生久美子演じる美人店員に着させるのは、いかにもな…制服…。仲里依紗が作品の中で怒ってるのを見るのが好きです。この作品では輪をかけて怒りまくりだった気がします。でも真っ直ぐなところもすごくあって、喫茶店の顛末には娘も相応の反応をするのが可愛い。宮迫博之も残念可愛い。(笑)へらへらした役をやらせると何とも言えない良さを醸し出しますね。麻生久美子の役で言ったら映画「ガール」で見せたキャリアウーマンとは対極と言える...この感想を読む