鍵人-カギジン-のあらすじ・作品解説
鍵人-カギジン-は、週刊少年ジャンプで2009年33号から50号まで連載されたファンタジー系バトル漫画、作者は田中靖規先生で、この作品が少年ジャンプ2度目の連載作品、単行本は上巻の鍵を持つ者と下巻の反逆者達の晩餐会を合わせた全2巻である。残念ながら田中靖規先生の初連載だった瞳のカトブレパス同様、約半年程度掲載期間ではあったが、ファンタジー作品として練られた世界観やキャラクター作りの上手さは、漫画ファンの間での評価は高かった。 特にヒロインの褐色少女「チルダ・ポートマン少佐」は、凛々しさと可愛らしさを併せ持つ、キャラクターとしてジャンプヒロインズの中でも隠れた人気を誇っている。大まかなストーリーは、鍵人と呼ばれる人間兵器によって文明が崩壊した後の世界、サルベージ団の青年ツバメは、断空の鍵の適合者になってしまった為、伝説の鍵人の力を手に入れてしまった。そして同じく鍵人の鍵束を入手したガッビア帝国とその刺客達との死闘を繰り広げるのである。ちなみに、掲載雑誌は違うが、鍵人-カギジン-のプロトタイプ版とも言える作品が、2009年の赤マルジャンプに読切として掲載されている。