百万円と苦虫女の評価
百万円と苦虫女についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が9件掲載中です。
各項目の評価分布
百万円と苦虫女の感想
「百万円と苦虫女」レビューと考察
リアルなようで、少しリアルじゃない、ストーリーの魅力ひょんなことから罪を犯してしまい前科者となり、自分を知る人がいないところへ行き、ひっそりと暮らす。このあたりは現実にもあり得る話ですし、女性が何らかの理由で街を転々としていく設定は、日本版の「マイブルーベリーナイツ」といった感じ。想い人に手紙を書くノラ・ジョーンズと弟に手紙を書く蒼井優の印象が重なります。しかし「マイブルーベリーナイツ」では初めから現実的な「街」や仕事を転々としているのに対し、今作では海へ山へ。なかなかできそうでできない場所の選択をしている鈴子を観ていると、つい自分も放浪したくなってしまうような内容です。そして序盤の様子を見ると、「マイ〜」の方が「逃げている」という印象が強く、仕事の中で何かを強かに学んでいくのに対し、今作は地元では「強い女子」のイメージが強いものの、転々とする際は暗に「百万円貯まったという理由を盾に逃...この感想を読む