東京少女の評価
東京少女についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
東京少女の感想
詰めの甘さが目立つ
「東京少年」と1週間違いで公開された本作。先に公開された「東京少年」が心の闇と戦うという内容だったため、全体的に暗い印象が強かったが、本作は女子高生が主役の恋愛ということで明るい描写も多い。携帯が明治時代にタイムスリップして恋愛が進んでいくというファンタジー要素は強いが、これはこういうものだろうと受け入れることができる。ただ、色々なシーンで詰めの甘さは目立つ。何故タイムスリップしてしまったのか、どうして電話できる時とできない時があるのか、というところでは謎解きの要素を入れたかったのだろうが、かなり簡単であっけない。恋愛も不安定でふわふわしているように見える。ラストのまとめ方がよかったのだから、内容がもっとしっかりと詰められていたらもっと評価は高くなる。タイムスリップの恋愛ものとして、「きみにしか聞こえない」の方が優秀だと思ってしまった。