愛だな。そういうの愛って言うんだよ。宇宙じゃ知らねえよ。少なくとも地球じゃ、愛って呼ばれるんだ。
サリー
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Laundry ランドリーの名言集です。現在10件が登録されています。
サリー
故郷に帰った水絵が、ワンピースを忘れていたのに気づいたテル。ある日、ランドリーが閉鎖することになったので、テルは彼女に忘れ物を届けに行く。テルはヒッチハイクして、サリーという男の車に乗せてもらう。その途中の店で、サリーは「水絵が好きなのか?」と聞くと、テルは「分からない」と答えたので、「普通はヒッチハイクまでして、こんな遠くまで、服一枚を届けに行くか?」と言い、テルにこう教えた。
テル
テルがワンピースを忘れた女性にそれを届けてあげたときのことを、それとなく祖母に話すと、祖母はその女性のことを「メギツネ」と呼んだ。ある日の朝、テルは掃除をしているとき、祖母がいつも言っていたことを考えた。それはあの日「メギツネ」がとても悲しい顔をしていたからだった。
水絵
テルが「メギツネ」のことを考えてたある日、彼女がやってきた。そして、洗濯の最中に、彼女は「洗濯が終わったら、バス停まで送ってくれない?」とテルに話しかけてきた。テルは「いいよ」と言った。彼女は、テルとバス停まで歩いているとき、あんまりしゃべらないテルに、こう話した。
テル
テルの仕事は洗濯物が盗まれないよう見張りをする仕事だが、テルは時々、目が疲れて、いたくなるので、目を閉じるのだが、そうしている時の気持ちをこう説明している。
サリー
サリーが、1枚の女性の顔写真をテルに見せ、話し始めた。「昔、サラリーマンだったんだ。ある日、入社した事務の女の歓迎会のとき、酔った男たちが彼女に芸をしろと言い出した。そしたら、彼女はカラスの鳴き真似を何度もやったんだ。1週間後、辞めてた。それで事務員が、もう履歴書は必要ない。これも嘘ばっかりだろうって、破り捨てたんだ。それを拾って、写真だけはがして持ってんだ」と話し、こう言った。
テル
ランドリーが閉鎖し、テルは水絵に忘れ物を届けに行く。テルはヒッチハイクでサリーの車に乗せてもらい、ようやくテルは水絵の実家に着いた。だが、水絵は他の所に住んでいた。そのことを水絵の妹から聞いたテルは、バスに乗り、彼女の所に向かった。そして、テルは水絵と再会する。驚く水絵は「ありがとう。こんなうれしいことは初めて。うまく言葉で言えないけど」と言うと、テルはこう答えた。
テル
幼い頃、マンホールに落ちて頭に傷を負い、脳に障害がある20歳の青年テル。彼は祖母の経営するコインランドリーで、洗濯物が盗まれないよう見張りをする仕事をしていました。ある日、そこに一人の女性が来ました。彼女がワンピースを忘れて去っていったので、テルは追いかけて届けてあげました。彼女はテルに「お茶でも飲んでいかない」と部屋に招き、テルが見張りの仕事をしてる訳を聞くと、テルはこう言った。
サリー
テルは水絵と再会した。祖母が死んだことを聞いたテルは水絵と墓参りに行った。テルは「困ったら来い」と言ったサリーの名刺を出した。そして二人で彼の家に行った。彼の仕事は結婚式などでハトを飛ばす仕事だった。サリーとテルと水絵の三人の生活が始まった。ある日の夜、突如、サリーが「俺は結婚する。明日、出る。家も車も全部、お前たちにやる」と言った。その理由はこうだった。
サリー
サリーは、ハトを飛ばす仕事をテルとしながら、テルについてきた水絵と三人で生活していた。だが、ある夕食中に突如、「俺は結婚する。世界には俺を待ってる女がいる。だから明日、出る。家も車も全部、お前たちにくれてやる」と二人に言った。その翌朝、サリーは出ていくとき、水絵に「とりあえず、奴はあんたを裏切らねえよ。それは絶対だ」と言って、こう続けた。
テル
サリーが去ってテルとミズエの初めての仕事を終えて停車する車内でのシーン
雰囲気のまとまりと、自己満足で終わらない完成度の高さ。こういうぱっと見、おしゃれさんが好きそうな雰囲気良さそうな映画は、雰囲気だけ良くて伝えたいものがよくわからなかったり、作者の自己満じゃないかと思うほどの出来のものがまれにあります。もちろん玄人が観たら違う視点で観れるのかもしれないし、映像作品としては雰囲気重視のものも良いと思いますし、正直僕自身もそういう作品は嫌いではないです。しかし本作は雰囲気だけの作品にとどまらず(解釈がうまくできず、そう感じている方もいるかもしれませんが)、ストーリーもしっかりしていて感動でき、大切なことを教えてくれる、そんな映画という感想を持ちました。窪塚洋介、新境地にして真骨頂「GO」や「狂気の桜」、その他近年の作品でもそうですが、窪塚さんといえば少々気の強そうないわゆる「オラオラ系」の役が多かったり、強めなセリフまわしが特徴的な俳優さんですが、今回のテル役は...この感想を読む