耳に残るは君の歌声の評価
耳に残るは君の歌声についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
耳に残るは君の歌声の感想
美しい絵画のような作品。
20世紀前半のヨーロッパ。ユダヤ系ロシア人の少女フィゲレは、幼い頃に父親と生き別れ、イギリスに渡ってスーザンとして育つ。やがて歌手となり、オペラ歌劇団に入ったスーザンは、ジプシーの青年チェーザーと出会うが・・・全体的に暗く、物哀しい印象の映画です。でも、主演のクリスティーナ・リッチとモノトーンの映像が美しいです。あまりセリフが多くないのですが、出演している俳優陣の訴えてくるような演技が印象的です。抑えた演技のジョニー・デップがカッコイイです!戦争を背景に、人種差別や偏見をテーマに生きる人間の強い意志のようなものを感じる作品に仕上がっています。