きらきらひかるのあらすじ・作品解説
きらきらひかるは、1992年に公開された日本映画である。原作は、紫式部文学賞受賞作品である江國香織の同名小説。監督・脚本は、「バタアシ金魚」「さよなら、クロ」「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」の松岡錠司。音楽は、「バタアシ金魚」「萌の朱雀」の茂野雅道。出演者は、薬師丸ひろ子、豊川悦司、筒井道隆、加賀まりこ。 イタリア語翻訳の仕事をしている笑子は、医師の睦月とお見合い結婚をする。表面上は幸せを絵に描いたような夫婦だが、笑子はアルコール依存症、睦月は同性愛者であり、お互いにそれを打ち明けた上で結婚したのだった。結婚後、夫の睦月から唯一任された家事はシーツのアイロンがけであり、睦月には紺という大学生の恋人がいる。納得してスタートしたはずの結婚生活に霧が立ち込め始めながら、次第に笑子、睦月、紺の3人の間に奇妙な友情が芽生えていく様子を描いた作品である。 豊川悦司が日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞した。