花と惑星のあらすじ・作品解説
花と惑星は、谷川史子の漫画作品である。少女漫画雑誌のCookieの増刊号クッキーボックスにて2006年新春号に掲載、単行本として全1巻を刊行している。 単行本は、オムニバス形式のストーリーとなっており、表題作品、春の蕾、チヨと私と庭先で、告白物語の全4篇が収録されている。 花と惑星は、天文台までの朝のジョギングを日課にした中等部の川原なずなが、犬の散歩をしながらジョギングしている男子学生に恋心を抱くラブストーリーである。 川原がクラスの友人に挨拶を交わせなかったことを話すと、おはようございますと挨拶すればなんとかなると励まされる。川原と友人は毎朝会う男子学生をムツゴロウとあだ名している。それは川原がたまたま早起きした冬の朝に散歩していると、天文台近くのベンチに捨て子犬を見つけたことがきっかけ。川原は自宅では飼えないため帰ったのだが、気になり引き返したところ、ジョギング中に出会うあの学生が子犬を拾って飼っていたのだった。それからと言うもの、朝のジョギングを日課にしているのだが、ムツゴロウが誰なのか検討がつかない。そんな時、ふとしたことからムツゴロウが高等部の高杉梢一であることを知るのだった。
