読み始めると止まらない
この漫画は主人公がメガネを取ると美少女になってモテモテになるという王道ストーリーが主軸になっています。
主人公が可愛くなったとたん、まわりはザワついて色んな男性がももにちょっかいをかけてきます。
そして最後はイケメンと結ばれるというアホでも読める、楽しめる読み物だと思います。
特にこの漫画で特徴的なのが全体的に性的な描写が多い事です。
マーガレットという少女漫画にこれを載せていいのかとこちらが心配になるくらい、主人公がエロい展開になります。
多分作者がこういう描写が好きなんだなぁと思うのと、あまりに内容がなさすぎて性描写があることも人気のひとつだったのだと思います。
作者の宮城理子は自己紹介で「好きなもの、作り手の性癖が表れているもの」と記すほどなので、そっちの話は造詣が深いのかもしれません。
設定は人を惹きつける「花人」という存在がいて、香りで色々な人を魅了しますが、ありえない設定なのに個人的にはその設定は大変好きです。
この作品が人気なのは性描写が多いと書きましたが、それだけでなく、このトンデモ設定なのに話のテンポがよく大変読みやすいです。
内容は単調なのここまで引っ張れるのは作者の才能といえます。
そしてキャラクターも主人公は最初はジメジメした卑屈な性格でしたが、蘭丸君がさわやかなイケメンでちょっと変態なのも好感がもて、主軸のキャラ設定も魅力があるのかもしれません。ドロドロとした昼ドラのような内容が微塵も無く、最近ブラックなストーリーが少女漫画でも多いので清々しいほどのエロラブストーリーで気持ちよく見られる作品です。
星が4なのは、あまりに内容がなさすぎて読んだ後にどんな話だったのかイマイチ思い出しにくいので-1とさせて頂きました。
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